第2話 『エンジェルのサポートで深まった絆』

・新しいサービスだなという興味本位ではじめたOZEN

都内で事務職として働く恵は、これまで5つくらいだろうか。だいたい世の中で流行っているマッチングアプリは使ったことがある。恵は仕事柄出会いが少ない中で、誰かと真剣にお付き合いをしたいなと考えていたあるとき、登録している婚活系YoutubeチャンネルにOZENが紹介されていた。OZENには、出会う二人に対して結婚相談所の仲介のようなエンジェルと呼ばれる「お膳立てする人」が入るらしい。普通のマッチングアプリは、直接異性と連絡をとっていくから、本当の素性や相手の目的など少し見えにくい。その点OZENは、第三者がマッチングを設定し、最初の出会いにもエンジェルが入ってくる。新しい視点で誰かと出会うのも面白そう、そう感じて登録をしてみた。

 

・第三者がいるからこその効率と安心感

マッチングアプリは、プロフィールにフェイクを書いている場合もあれば、自分の尺度で容姿など判断してしまうことがある。恵にとって、いくつかのマッチングアプリを通してたどり着いたOZENはその前提を覆すサービスだった。条件を記入したあとは、システムによるマッチングが始まり、利用期間中はエンジェルという第三者が介入する安心感があった。ある意味全てを委ねてみるのも面白いのかもしれない。そんな勢いで始めたOZENは想像以上に性能が高く安心して利用できた。2週間というに限られた期間で過ごすからこそ、恋人を探していた恵や多忙を極めている潤にとっては何回もデートにいって、どうなるんだろう?というモヤモヤ感なく「付き合っています」から始まるのは効率が良かった。

 

・エンジェルのおかげで忙しくても、深めることができた関係性

潤の最初の印象は、容姿含め本当に恵のタイプそのものだった。他のアプリみたいに自分で選べないし、当日まで相手の顔も見られない。全体的な利用者も分からないから、どんな人が登録しているんだろう、と少し不安と緊張があった。潤との最初のオンライン電話は、何回もリスケになっていた。仕事が多忙だということだったが少し始まる前に不安がありつつも、丁寧にスケジュールを組み直してくれるエンジェルの機転や連絡のおかげで諦めずに利用できたのだろう。初対面のときは、潤が登録時に記入した条件と容姿的にもマッチしていて好感を覚えた。エンジェルも交えながらの時間は緊張したけれど、エンジェルが質問や二人が会話しやすいように話題を振ってくれたからこそ、少しずつ打ち解けることができた。最初にオンライン電話を終えたあと、エンジェルからサポートの電話があり最初の印象や所感を尋ねられ、お相手の方も好印象だったみたいですよ、とのフォローがその後の潤との連絡に自信をもってとることができたありがたいサポートだった。エンジェルも過去にOZENを体験したことがある方だったからこそのサポートは凄く嬉しかったし、恵にとって初めての相手だったからこそ、体験談を通してのアドバイスも非常にありがたかった。

実際に付き合い始めると、本当に潤は土日も中々時間が取れないような多忙な生活だった。でも、会えない分は、連絡や電話をコマ目におくってくれる。同じ年ということもあり、デート初日も初対面の感覚なく、すぐに打ち解けることができた。すごく真面目な性格で、会えない中でも思いやりのある対応を感じて信頼が持てた相手だからこそ、たとえ多忙でもどんな形であっても、二人で前向きに関係を深めあっていきたいねと話し合い延長を決めた。