結婚ガイド

在日コリアンと結婚するとき知っておくべきこと
家族行事・ルーツの話し方

✍️ 在日コリアンカップル コンシェルジュチーム

チェサ(제사)・旧正月・民族名——在日コリアン同士の結婚、または日本人パートナーとの結婚でよく起きる文化的ギャップを紹介します。婚活の段階から意識しておくべき話し方のコツも解説します。

家族行事——チェサ・旧正月の伝え方

在日コリアンの家庭で代々受け継がれてきた行事の中で、日本人パートナーとの間で最も話し合いが必要になるのがチェサ(제사:先祖供養の法事)旧正月(설날:ソルラル)です。

チェサについて

チェサは、先祖の命日や旧正月・チュソク(秋夕)に行う法事です。祭壇に供物を並べ、拝礼をする伝統的な儀式で、家族全員が集まることが多いです。日本のお盆と似た概念ですが、準備の量(料理の品数など)は家庭によって大きく異なります。

日本人パートナーに伝えるときは、「年に何回あるか」「どんな準備をするか」「どの程度参加を求めるか」を具体的に説明すると、相手もイメージしやすくなります。「最初は見学でOK」「一品だけ手伝ってもらえれば十分」など、段階的な参加を提案する方法も効果的です。

旧正月・チュソクについて

旧暦に基づく旧正月(1月〜2月)とチュソク(秋夕、9月〜10月)には、親族が集まる家庭が多いです。日本の正月・お盆と時期が重なる場合もあれば、そうでない場合もあります。両家の行事をどう調整するかは、結婚前に話し合っておくべき重要なテーマです。

民族名・通名——いつ・どう伝えるか

在日コリアンの多くは日常生活で通名(日本名)を使用していますが、民族名(본명)を大切にしている方も多くいます。

パートナーへの伝え方

在日コリアン専門のマッチングサービスでは、相手もルーツを持つ方なので民族名の話はしやすい環境です。一般アプリの場合は、関係が深まってきた段階で自然な流れで話すのが一般的です。「民族名があること」「通名との違い」をシンプルに説明することで、大半のパートナーは理解してくれます。

相手の家族への紹介時

結婚に向けて相手の家族に挨拶する場面では、どちらの名前を使うかを事前にパートナーと相談しておきましょう。「家族の前では民族名を使いたい」「通名で紹介してほしい」など、自分の希望を伝えておくことで、当日の混乱を防げます。

親世代の価値観——家族への紹介で起きやすいこと

在日コリアン一世・二世の親世代は、「同胞同士で結婚してほしい」という意識が強い場合があります。三世・四世になると日本人パートナーへの抵抗感は薄れる傾向がありますが、それでも家族への挨拶は慎重に準備しておくのが得策です。

日本人パートナーを紹介するとき

親世代が重視することは「誠実さ」「家族を大切にする姿勢」「コリアン文化への敬意」であることが多いです。在日コリアンの文化について事前に学んでもらい、挨拶の場でチェサや旧正月への理解を示してもらえると、親世代の印象が大きく変わります。

在日コリアン同士で結婚するとき

同じルーツ同士の場合は、親世代の承認が得やすいです。ただし、総連系・民団系などバックグラウンドの違いが気になる家庭もあります。交際が深まった段階で、お互いの家族観・行事観をすり合わせておきましょう。

在日コリアン同士の結婚のメリット

✅ 在日コリアン同士で結婚するメリット

  • 文化的ギャップがゼロに近い:チェサ・旧正月・민족名の扱いについて説明不要
  • 親世代の承認が得やすい:「同胞同士」という安心感がある
  • 言語:韓国語・朝鮮語を話す場合、子どもへの言語教育の方向性が一致しやすい
  • ルーツへの誇りを共有できる:自分のルーツを隠さず生きていける環境を一緒に作れる

一方で「同じルーツだからといって価値観が同じとは限らない」点は意識しておくべきです。日本生まれ育ちの度合い、家庭での文化継承の度合いは人によって大きく異なります。在日コリアン専門のマッチングサービスを使っていても、「コリアン文化をどの程度大切にしたいか」はデートの中で確認し合うことが重要です。

婚活段階から意識しておくべき3つのこと

①「文化的に譲れないこと」をリストアップしておく

チェサへの参加・旧正月の過ごし方・子どもの名前(民族名を付けるかどうか)など、自分にとって「これだけは大切にしたい」ことをリストアップしておきましょう。交際が深まる前に、相手の価値観と照らし合わせることで、後になってのすれ違いを防げます。

②最初から「ルーツがある」ことを前提にできる場で出会う

一般のマッチングアプリでは、ルーツを伝えるタイミングに悩み続けることになります。在日コリアン専門サービスなら最初から前提が共有されているため、文化観のすり合わせに集中できます。

③「どこまで受け入れてもらいたいか」を言語化する

「チェサには一緒に参加してほしい」「旧正月は家族と過ごしたい」「子どもに民族名を付けたい」——具体的なイメージを言語化しておくと、パートナーとの対話がスムーズになります。婚活中の早い段階でこれらを共有することで、長期的な関係の土台ができます。

まとめ

  • チェサ・旧正月・民族名は、在日コリアンとの結婚で話し合うべき主要テーマ
  • 日本人パートナーには「年に何回か」「どんな準備か」「どの程度参加を求めるか」を具体的に伝える
  • 在日コリアン同士なら文化ギャップがゼロに近く、親世代の承認も得やすい
  • 婚活段階から「譲れないこと」を言語化しておくと、ミスマッチを防げる
  • 在日コリアン専門マッチングサービスなら最初から前提が共有されている

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