この一節で、調べながら読んでみる
調べ方の例として、過去の掲載分を使います。最初に読む箇所が決まっていなければ、2026年7月度の座談会御書e講義を開いてみてください。「四条金吾殿御返事(世雄御書)」の短い御文と、通解・語句がまとまっています。通解は、原文を現代の言葉で読めるようにした説明です。[5]
今回、開く場所
四条金吾殿御返事(世雄御書)
新版:1590ページ・14〜15行目
全集:1169ページ・8〜9行目
冒頭の目印:「日蓮は少きより」
ページと行は公式の拝読資料に記載されています。まず新版1590ページの原文で目印を探し、次にルビ付きの「御文・通解・語句」PDFを横に置くと、読み方と意味を行き来できます。スマホなら二つのタブで開いておくと便利です。[4][6]
- 場所を合わせる:題号・版・ページを確認して、対象の一節を探す。
- 言葉を確かめる:読めない字はルビ、意味が分からない語は語句欄や辞典で調べる。
- 相手を知る:誰に、どのような状況で送られた言葉かを見る。
- 通解を読む:原文と対応させ、分かったことと疑問をメモする。
今日読む範囲は、この一節だけでも十分です。最初から一編すべての意味を確かめようとすると、読む途中で調べ物が増えてしまいます。
紙の御書で読む人は、新版・全集を確認する
資料に「1590ページ」とあっても、手元の全集で1590ページを開くと、違う御書にたどり着きます。表紙・扉で書名を見て、資料の「新版」「全集」のどちらを使うか先に決めてください。
| 手元の情報 | 探し方 |
|---|---|
| 新版のページが分かる | 「御書新版 全文検索」のページ検索に半角数字で入力。 |
| 全集のページが分かる | 「御書全集 全文検索」のページ検索を使う。 |
| 題号だけ分かる | 各検索サイトの題号・御書名から探し、宛先や執筆年月日も照合。 |
| 違う版のページしかない | 公式のページ対照表で題号と掲載開始ページを確認し、原文の目印まで進む。 |
| 一節の言葉だけ覚えている | 全文検索に、確かに覚えている短い語句を入れる。 |
ページ対照表は題号ごとの対応を探す資料で、一節ごとの行番号を変換する表ではありません。今回なら、両方のページ・行が記された拝読資料を使うほうが早く開けます。[1][2][3]
また「四条金吾殿御返事」のように同じ題号の御書があるため、題号だけで決めないことも大切です。今回の新版原文ページの下部には「世雄御書」、執筆年月日、対告衆が表示されています。この情報まで合っているか確かめます。[4]
読み方はルビ、語の意味は語句欄で確かめる
公式の全文検索は、新版・全集ともにルビが表示されません。漢字が読めずに止まったら、検索結果を見続けるより、今回のルビ付きPDFへ移るのが早道です。たとえば原文の「少き」は、PDFで「わかき」と読むことを確認できます。[1][2][6]
意味が分からないときは、まず同じ資料の「語句」欄を見ます。今回の資料には「日天」の説明があります。一節に必要な説明を先に読めるので、辞典の関連項目を次々と開く前の入り口になります。[6]
語句欄にない言葉は、教学用語検索へ。キーワード入力と50音から探す方法があり、御書や法華経を参照できる説明を掲載しています。まず分からない語を一つ入れ、読んでいる一節に戻って意味がつながるか確かめてください。[7]
調べ物が増えすぎないためのメモ
今日確かめる言葉:__
読んだ説明の場所:__
まだ分からない言葉:__(次に調べる)
一語の説明にも知らない言葉が出てきたら、疑問として残して先に通解を読んでみます。文全体を読んだあとで、その語の説明が分かることもあります。
「誰への言葉か」を見てから、通解を読む
原文に出てくる「殿」が誰なのか分からないままだと、短い一節でも意味を追いにくくなります。今回の原文ページは対告衆を「四条金吾」と表示しています。対告衆は、その御書が誰に向けられたものかを確かめる手がかりです。[4]
soka youth mediaの同月の解説には「拝読御書について」の項目があります。同記事では、1277年の7月か8月、身延から鎌倉の四条金吾へ送られた手紙と説明し、金吾が主君との関係で苦境にあったことを紹介しています。まず、この宛先・時期・状況を押さえてから御文へ戻ります。[8]
通解と原文を、一まとまりずつ対応させる
PDFの「御文」を一文読み、対応する「通解」を読みます。「されども」より前は日蓮自身の願い、その後は四条金吾のために祈っていることが述べられています。通解では「殿」に「四条金吾」が補われているので、原文のどこに対応するかを確かめてみましょう。[6]
そのあとにコラムの「弟子への深い慈愛」を読むと、一節をどのような励ましとして解説しているかまでたどれます。自分の感想を書くのは、原文・通解・解説の順に一度読んでからにすると、書かれていることと自分が感じたことを分けやすくなります。[8]
読み終えたら、分かったことと疑問を一行ずつ
きれいなノートに写し直す前に、次に同じ場所へ戻れるメモを残します。以下は編集部が作成した記入例です。
今回の読み方メモ・作例
題号:四条金吾殿御返事(世雄御書)
場所:新版1590ページ・14〜15行/全集1169ページ・8〜9行
調べた読み:「少き」=「わかき」
確認できたこと:「殿」は四条金吾を指す。
残った疑問:手紙の前半では、金吾にどのような注意を伝えているのか。
次に開くもの:公式原文の、今回の一節より前の部分。
自分の生活に引きつけて感じたことがあれば、その下に「自分の感想」として一行足してください。「解説に書いてあったこと」と見出しを分ければ、あとで誰かに話すときにも混同しにくくなります。
座談会で感想を話すなら、「この一節を読んで、__という言葉を調べました。私は__と感じました。__はまだ分からないので、これから学びたいです」とまとめられます。疑問が残ったままでも、どこを読んだか、何を確かめたかは伝えられます。
見つからない・難しいときは、ここへ戻る
覚えている文章で検索しても出てこない
現代語の説明を覚えている場合は、原文の全文検索では一致しないことがあります。資料の御文欄から短い語句を取り出すか、題号とページで探してください。複数の語句を空白で区切る場合は、検索条件が「すべてを含む」か「いずれかを含む」かも確認します。[1][2]
紙の御書と検索表示が少し違う
新版検索は組み版などが書籍と異なります。全集検索には、ページをまたぐ文で書籍と前後1ページ程度ずれる場合があるとの案内もあります。画面上の折り返しを「何行目」と数えず、題号と原文の言葉で場所を照合してください。[1][2]
動画なら分かりやすそうだけれど、長くて追えない
動画を開く前に、知りたい点を「この語の意味」「この手紙の背景」のどちらか一つに絞ります。今回の公式e講義には御文・通解・語句の資料もあるので、先に文字で一節を確かめておくと、説明のどの部分を聞きたいか決まります。[5]
聞いても分からなければ、「世雄御書の新版1590ページを読んでいます。通解は読みましたが、__の意味がつかめません」と、題号・箇所・疑問をセットで伝えてみてください。「御書が全部難しい」という状態から、次に確かめる一つの質問にできます。
参考資料(8件)
- SOKAnet|御書新版 全文検索
- SOKAnet|御書全集 全文検索
- SOKAnet|御書新版・全集 ページ対照表(PDF)
- SOKAnet|四条金吾殿御返事(世雄御書)・新版1590ページ
- SOKAnet|2026年7月度 座談会御書e講義
- SOKAnet|同月の御文・通解・語句(ルビ付きPDF)
- SOKAnet|教学用語検索
- soka youth media|2026年7月度 拝読御書コラム(2026年6月29日)
公開資料を2026年9月8日に確認。学ぶ順序とメモの型は編集部の提案です。原文・通解・教学上の解説はリンク先で確認できます。
