第3話 『3回目に見つけた恋』

・エンタメ感覚で初めてみたOZEN

都内で美容師として働いている美玲は、日々女性・男性のお客様から相談もあれば、最近の流行りごとなど様々な情報をキャッチしては、面白そうと思うことには積極的にトライしている。ある日、彼氏がいないことを知っているお客様からOZENを教えてもらった。そのお客様は使ってないが、彼氏がいない美玲に使ってみた感想を聞きたいという魂胆もあるのだろう。面白そうな話題に対して比較的すぐ思いたつタイプな美玲は、その日に登録をした。日頃から軽快に人とコミュニケーションを取るタイプだからこそ、純粋にサービスに対しての面白そう。という好奇心を感じて始めてみた。

美玲は、これまで特にマッチングアプリを使ったことはない。彼氏もいい出会いがあれば欲しいな、とは思ってはいたが、仕事も充実しておりそこまで恋愛に積極的に自分から動き出すほどではなかった。だが、OZENの「お付き合いからスタート」という少し海外のリアリティ番組のようなエンターテイメント性に興味を持ち、登録をしてみた。

 

・「OZENは3回目なんだよね」

最初の対面は、オンライン上だった。エンジェルと呼ばれる仲介サポートを通して3人で話すが、雅史の電波状況が悪かったのか思うように会話ができなかった。エンジェルが二人に対しての質問を投げかけてくれて、お互いの趣味や住まいとか、0から少しず情報を知っていく。

「彼氏の雅史さんです。」と、エンジェルから紹介をされると不思議と緊張感とワクワク感を感じた。電波状況が悪かったからこそ、聞けない部分もあって、この人と会ってみてちゃんと話をしてみたい。そう思った。

実際に合う日は、どんな人なんだろう、実際に連絡や話はしているものの雰囲気や背丈など全く想像がつかないことで、久しぶりの高揚感があった。

そんなスタートから2回デートを重ねていく。雅史とのデートは居心地がよく、会うたびにお互いを知っていっている感覚があった。

「実は、OZENで付き合うの3回目なんだよね」

さらっと雅史に言われたときは唐突で驚いた。お互いさっぱりとした性格だからなのか、言ってくれたんだと思う。

美玲にとっては、OZENが初めての利用だからこそ、逆にその話を聞くのが楽しかったし、雅史が素直に心を自分に対して開いてくれていると感じて嬉しかった。


・興味本位で初めて出会った相性の合う恋人

雅史は神奈川県に住んでいて、私は埼玉県に家がある。お互いの職場が都内だから東京でいつも会うようにしていた。平日だとゆっくりはできないけれど、お互いに一人の時間も好きで、一人旅もよく行くという共通点があった。雅史もなんでも話すオープンな性格だし、旅という共通の趣味や、お互い一人の時間も大切だよね。という価値観も合う。

会えないときはLINEで連絡を取り合っていくこの2週間の付き合いを通して、この人と、いろんなところへ一緒に行ってみたいな。と思うようになった。

 

美玲は、元々社交的な方で友人とご飯や飲みに行くのも好きで何事も面白そうならチャレンジしてみるタイプだ。一緒に楽しく飲めて、過ごせる人に出会えたらいいな、という軽い気持ちで始めた。雅史は諦めずに続けて3回目に美玲と出会った。本当に合う人に出会えたことで、二人はお付き合いの継続を選んだ。