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聖書・祈り

聖書の読み方と続け方|通読が止まった日から再開するには

聖書通読が続かないときの量・時間・読み方の見直し、1週間の再開プラン、疑問の残し方を紹介。公式資料とブログ・note・YouTubeの実践例を参考にまとめました。

クリスチャンカップル編集部

読めなかった分を取り戻すより、次に開く場所を一つ決めましょう。マルコ1章を小さく分けた1週間の再開プランと、疑問を残す3行メモを用意しました。教会の聖書日課があれば、その箇所でも始められます。

「全体を読む」と「一か所を味わう」を分ける

聖書の読み方を探す前に、いま何をしたいかを一つ決めてみてください。全体の流れを知りたいのか、礼拝で聞いた箇所を読み直したいのか、静かに祈る時間を持ちたいのか。同じ一章を開いていても、目的によって読み進め方は変わります。

通読は広く読み進める方法です。一方、プロテスタントの教会などでデボーションと呼ばれる時間では、聖書を読み、思い巡らし、祈ることを組み合わせる場合があります。呼び方や勧められる形は教派・教会によって異なります。所属教会の聖書日課があるなら、それも選択肢です。

通読の日にすべての疑問を解決しようとすると、調べものだけで終わることがあります。気になる箇所をゆっくり読む日は、予定の章数まで進まなくてもよいでしょう。「進める日」と「立ち止まる日」を分けるだけで、今日の終わり方が決めやすくなります。

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「全体を読む」と「一か所を味わう」を分ける:比較・確認表
いまの目的読む量の決め方終わりに残すもの
全体の流れを知る一章や一つのまとまり次に読む場所
礼拝の箇所を理解する前後の段落を含める分からない点を一つ
祈りながら読む短いまとまりをゆっくり自分の言葉で短い祈り

聖書をどこから読む? 再開しやすい3つの入口

止まった場所が分かっていて、その先を読みたいなら、そこから再開できます。数か月空いたからといって、必ず創世記に戻る必要はありません。直前の章や見出しを確認して、誰の話だったかを思い出すところから始めましょう。

何を読むか決めにくいときは、福音書の一つ、直近の礼拝で読まれた箇所、教会で配られた聖書日課から選ぶ方法があります。たとえばマルコによる福音書を一つのまとまりずつ読む、という始め方です。教会の日課がある場合は、その順番でも始められます。

詩編を選ぶ場合も、その日の気分に合う一節だけで結論を出さず、一つの詩の前後を読んでみてください。物語、詩、手紙では読み方の手がかりが違います。BibleProjectの日本語ページには、各書の構造やテーマ、読み方を説明する動画があります。読む書が決まってから、その書の概観を一つ見る使い方ができます。

まず1週間、10分以内で再開するプラン

まずはマルコによる福音書1章から始めて、読み直しやすい形を見つけてみましょう。時間は目安なので、5分しか取れない日は短くしてかまいません。使う聖書の訳を一つに決め、同じ書の続きを読みます。

読む前に1分ほど落ち着き、本文を5分ほど読み、最後に気づきか疑問を一つ残します。祈る場合は、自分の言葉で短く結びます。一日一つの発見を必ず作る課題ではありません。「今日はよく分からなかった」も、次に話したいこととして残せます。

  • 開始の合図は「朝食のあと」など、すでにある行動に一つ結び付ける。
  • 閉じる前に、次に開く章節へしおりを置く。
  • 急な予定で読めなかった日の代替時間を一つ決める。

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まず1週間、10分以内で再開するプラン:比較・確認表
すること負担を増やさない工夫
1日目マルコ1章1〜8節を読む訳を一つ決め、登場人物を確かめる
2日目マルコ1章9〜15節を読む前日とのつながりを短く振り返る
3日目マルコ1章16〜20節を読む気になったことを一行だけ残す
4日目マルコ1章21〜28節を読む分からない言葉は一つだけ調べる
5日目マルコ1章29〜39節を読む場所や登場人物の変化を追う
6日目マルコ1章40〜45節を読む疲れていたら同じ箇所を音声で聴く
7日目1章を振り返り、次週の量を決める残った疑問を一つ選ぶ

分からない箇所は、3行で残す

読んでいると、誰が話しているのか分からない、厳しい言葉に戸惑う、教会で聞いた説明と違うように感じることがあります。その場で納得できなくても、疑問を消す必要はありません。「自分の信仰が足りない」で片付けず、本文のどこに引っかかったのかを具体的に残しましょう。

たとえばメモを「箇所:マルコ2章」「疑問:この場面では誰が誰に話している?」「次にすること:1章の終わりから読み直し、教会の学びで聞く」の3行にします。人物、場面、前後のつながりを確認する質問なら、誰かにも相談しやすくなります。

調べる順番は、前後の本文、手元の聖書の注や地図、その書の概観、教会での質問という流れが一案です。解説は著者や立場を確認し、解説に書かれた理解と本文に実際に書かれていることを区別します。一つの動画を見て答えが決まらなくても、質問が具体的になれば前に進んでいます。

noteの「聖書通読プロジェクト #0」には、幼い頃から教会に通った経験を持つ筆者が、距離を置いたあとに聖書を読み直そうとする動機を書いています。疑問を持ちながら読み直したい人にとって、入口の一つになる記録です。

続かない理由ごとに、一つだけ変える

続かなかったときに、時間、訳、アプリ、通読表を全部変えると、何が合ったか分からなくなります。まず最後に読めた日の状況と、止まった日の状況を比べ、一つだけ変えてみてください。

日本聖書協会は、通読表、年間日課表、グループで読むための資料を用意し、自分のペースで続けることを案内しています。一年で終える形式が合わないなら、日付のない通読表で読んだ章を記録する方法もあります。所属教会が使う聖書の構成に合う表を選んでください。

個人ブログのHollyさんは、読んだところを通読表に記録することなど、自分が試した工夫を紹介しています。noteの宮田祐亮牧師は、完璧を求めすぎることや、理解できない箇所で止まることを取り上げています。自分の生活で試せそうな工夫を、一つ選んでみてください。

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続かない理由ごとに、一つだけ変える:比較・確認表
止まる場面見直すこと試せる変更
帰宅後は眠くなる読む時刻昼休みに短いまとまりを読む
一章が長く感じる読む量小見出し一つ分にする
空欄が増えて嫌になる記録の方法日付より読んだ章を記録する
意味が分からず止まる調べものの量疑問を一つ残し、別の時間に調べる
スマホで別のことを始める読む道具紙を使うか、読む間だけ通知を抑える

音声や、誰かと読む時間を足してみる

目で追うのが疲れる日は、音声で聴く方法もあります。開発元の案内では「ともに聴く聖書 PRS Bible」にドラマ音声やリスニングプランが用意されています。まず聴きたい箇所を短く試し、分からなくなったら止めて本文へ戻る使い方もできます。

いのちのことば社のYouTube「聖書通読のコツは?」では、毎日の音声利用と週一回のオンラインで集まる時間を組み合わせて通読した参加者の経験が紹介されています。「一人で読む日」と「一緒に開く日」を組み合わせる発想が参考になります。

誰かと読むなら、最初に「読めなかった日の埋め合わせは求めない」「感想を話さず聴くだけでもよい」などを相談しておくと参加しやすくなります。信仰の深さを競う会にせず、疑問を持ち寄れる相手や、教会の既存の学びを探してみましょう。

今日の一歩は「次に開く場所」を決めること

通読を終えたい気持ちと、忙しくて読めない現実の両方があってよいと思います。今週は一つの書を数回開くだけでも、自分に合う時間や量を確かめられます。できた日数だけでなく、開きやすかった場面を覚えておくと次に生かせます。

今日することは、読む箇所を決める、短いまとまりを読む、次の場所にしおりを置く。この三つからで十分です。祈りたいことや分からないことが出てきたら、一行だけ添えて閉じましょう。明日読めなかったときも、そのしおりから戻れます。

よくある質問

聖書は創世記から順番に読まないといけませんか?

通読として順番に進める方法も、福音書の一つや教会の日課から読む方法もあります。今の目的と、教会での学びに合わせて選んでください。

何日も読めなかった分は、まとめて読むべきですか?

埋め合わせが負担になるなら、止まった場所から再開する方法があります。日付付きの計画が合わない場合は、読んだ章を記録する形式も検討できます。

音声で聴くことも通読になりますか?

聖書全体に触れる方法として音声を選べます。教会やグループの取り組みでは記録方法を相談してください。聴いて分かりにくい箇所は本文で読み直すなど併用できます。

読んでも特に感想が浮かびません。どうすればよいですか?

毎回立派な感想を作る必要はありません。場面を確認したり、分からない点を一つ残したりして終えてみてください。気づきがない日に記録を無理に埋めなくてもかまいません。

参考資料・さらに読みたいもの

確認日:2026.09.08。公式の案内と、個人の体験・解説を区別して参照しています。料金・機能・集まりの参加条件は、リンク先の最新情報もご確認ください。

  1. 通読のおすすめ日本聖書協会

    個人の通読表、年間日課表、グループで読むための資料を探せます。

  2. 聖書を読む習慣を身につけるための実践ガイド宮田祐亮/note

    牧師が、続かないときに見直せる習慣と読み方を紹介。

  3. 効果絶大!聖書通読の工夫オススメ10選の紹介Holly/個人ブログ

    通読表や人に目標を伝える工夫など、筆者が試した方法を紹介。

  4. 聖書通読プロジェクト #0ローゼン/note

    教会との距離が変わったあと、聖書を読み直そうとする筆者の記録。

  5. 日本語の聖書解説動画・資料BibleProject

    各書の構造やテーマ、文学形式を学べる日本語の動画・資料。

  6. 聖書通読のコツは?いのちのことば社/YouTube

    音声と週一回のオンライン参加を組み合わせて通読した人の実践例。

  7. ともに聴く聖書 PRS BibleG&M財団/App Store

    音声で聴く方法や、通読の進み具合を記録する機能を紹介。