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聖書・祈り

聖書の通読を再開したいときに|読み方と続け方のヒント

久しぶりに聖書を読むときの再開場所と、マルコ1章を読む1週間の例。通読表、音声、教会での質問も紹介します。

忙しい日が続いて、聖書のしおりが同じところにある。もう一度、みことばに向き合う時間を持ちたいときに。止まっていた箇所や直近の礼拝で読んだ箇所から、少しずつ読み始める方法を紹介します。

通読、礼拝の振り返り、祈りに合わせて読む

聖書の読み方を探す前に、いま何をしたいかを一つ決めてみてください。全体の流れを知りたいのか、礼拝で聞いた箇所を読み直したいのか、静かに祈る時間を持ちたいのか。同じ一章を開いていても、目的によって読み進め方は変わります。

聖書全体を通して読む通読も、読んだ箇所を思い巡らして祈る時間も、その日の暮らしに合わせて大切にできます。プロテスタントの教会では、聖書を読み、思い巡らし、祈る時間をデボーションと呼ぶことがあります。普段の教会で使っている聖書日課から始める方法もあります。

朝の光の中で聖書とノートを開いたイメージ

聖書をどこから読む? 再開しやすい3つの入口

止まった場所が分かっていて、その先を読みたいなら、そこから再開できます。数か月空いたからといって、必ず創世記に戻る必要はありません。直前の章や見出しを確認して、誰の話だったかを思い出すところから始めましょう。

何を読むか決めにくいときは、福音書の一つ、直近の礼拝で読まれた箇所、教会で配られた聖書日課から選ぶ方法があります。たとえばマルコによる福音書を一つのまとまりずつ読む、という始め方です。教会の日課がある場合は、その順番でも始められます。

詩編を選ぶ場合も、その日の気分に合う一節だけで結論を出さず、一つの詩の前後を読んでみてください。物語、詩、手紙では読み方の手がかりが違います。BibleProjectの日本語ページには、各書の構造やテーマ、読み方を説明する動画があります。読む書が決まってから、その書の概観を一つ見る使い方ができます。

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聖書をどこから読む? 再開しやすい3つの入口:比較・確認表
いまの状況今日開く場所読むときの手がかり
初めて読む例:マルコによる福音書1章1〜8節見出しと登場人物を確認する。章は大きい数字、節は小さい数字
通読が途中で止まったしおりを置いた場所と直前の段落誰の話だったか振り返ってから続きを開く
礼拝で聞いた箇所が気になる週報に載った章節と前後の段落気になった言葉を一つメモする
読む箇所を自分で選びにくい所属教会の聖書日課次の礼拝や学びで質問できるよう箇所を残す

マルコ1章を少しずつ読む、1週間の例

読む場所を決めにくければ、マルコによる福音書1章を少しずつ読む方法があります。下の表は一例です。読む量や時間は、生活に合わせて変えてください。

読み終えたら、気になったことや疑問があれば短く残します。毎日、感想を作る必要はありません。読んで心に残ったことを、自分の言葉で祈る時間につなげてもよいでしょう。

  • 読めなかった日は、埋め合わせにこだわらず続きから再開する。

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マルコ1章を少しずつ読む、1週間の例:比較・確認表
日すること負担を増やさない工夫
1日目マルコ1章1〜8節を読む訳を一つ決め、登場人物を確かめる
2日目マルコ1章9〜15節を読む前日とのつながりを短く振り返る
3日目マルコ1章16〜20節を読む気になったことを一行だけ残す
4日目マルコ1章21〜28節を読む分からない言葉は一つだけ調べる
5日目マルコ1章29〜39節を読む場所や登場人物の変化を追う
6日目マルコ1章40〜45節を読む疲れていたら同じ箇所を音声で聴く
7日目1章を振り返り、次週の量を決める残った疑問を一つ選ぶ

分からない箇所は、章節と疑問を残す

読んでいると、誰が話しているのか分からない、厳しい言葉に戸惑う、教会で聞いた説明と違うように感じることがあります。その場で納得できなくても、疑問を消す必要はありません。「自分の信仰が足りない」で片付けず、本文のどこに引っかかったのかを具体的に残しましょう。

「マルコ2章。ここでは誰が誰に話しているのだろう」のように、章節と疑問を残しておくと、あとから調べたり、教会の学びで質問したりできます。

まず前後の本文や、手元の聖書の注・地図を確認します。解説を読む場合は、著者や立場も確かめましょう。

noteの「聖書通読プロジェクト #0」には、幼い頃から教会に通った経験を持つ筆者が、距離を置いたあとに聖書を読み直そうとする動機を書いています。疑問を持ちながら読み直したい人にとって、入口の一つになる記録です。

続かない理由ごとに、一つだけ変える

続かなかったときに、時間、訳、アプリ、通読表を全部変えると、何が合ったか分からなくなります。まず最後に読めた日の状況と、止まった日の状況を比べ、一つだけ変えてみてください。

日本聖書協会は、通読表、年間日課表、グループで読むための資料を用意し、自分のペースで続けることを案内しています。一年で終える形式が合わないなら、日付のない通読表で読んだ章を記録する方法もあります。所属教会が使う聖書の構成に合う表を選んでください。

個人ブログのHollyさんは、読んだところを通読表に記録することなど、自分が試した工夫を紹介しています。noteの宮田祐亮牧師は、完璧を求めすぎることや、理解できない箇所で止まることを取り上げています。自分の生活で試せそうな工夫を、一つ選んでみてください。

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続かない理由ごとに、一つだけ変える:比較・確認表
止まる場面見直すこと試せる変更
帰宅後は眠くなる読む時刻昼休みに短いまとまりを読む
一章が長く感じる読む量小見出し一つ分にする
空欄が増えて嫌になる記録の方法日付より読んだ章を記録する
意味が分からず止まる調べものの量疑問を一つ残し、別の時間に調べる
スマホで別のことを始める読む道具紙を使うか、読む間だけ通知を抑える

音声や、誰かと読む時間を足してみる

目で追うのが疲れる日は、音声で聴く方法もあります。開発元の案内では「ともに聴く聖書 PRS Bible」にドラマ音声やリスニングプランが用意されています。まず聴きたい箇所を短く試し、分からなくなったら止めて本文へ戻る使い方もできます。

いのちのことば社のYouTube「聖書通読のコツは?」では、毎日の音声利用と週一回のオンラインで集まる時間を組み合わせて通読した参加者の経験が紹介されています。「一人で読む日」と「一緒に開く日」を組み合わせる発想が参考になります。

誰かと読むなら、最初に「読めなかった日の埋め合わせは求めない」「感想を話さず聴くだけでもよい」などを相談しておくと参加しやすくなります。読んで気になったことを気兼ねなく話せる相手を探したり、教会の聖書の学びに参加したりしてみましょう。

次に読む場所に、しおりを置く

読み終えたら、次に開く場所にしおりを置きます。少し間が空いても、そこからまた読めます。気になった箇所を繰り返し読む日があってもかまいません。

よくある質問

聖書は創世記から順番に読まないといけませんか?

通読として順番に進める方法も、福音書の一つや教会の日課から読む方法もあります。今の目的と、教会での学びに合わせて選んでください。

何日も読めなかった分は、まとめて読むべきですか?

埋め合わせが負担になるなら、止まった場所から再開する方法があります。日付付きの計画が合わない場合は、読んだ章を記録する形式も検討できます。

音声で聴くことも通読になりますか?

聖書全体に触れる方法として音声を選べます。教会やグループの取り組みでは記録方法を相談してください。聴いて分かりにくい箇所は本文で読み直すなど併用できます。

読んでも特に感想が浮かびません。どうすればよいですか?

毎回立派な感想を作る必要はありません。場面を確認したり、分からない点を一つ残したりして終えてみてください。気づきがない日に記録を無理に埋めなくてもかまいません。

参考資料・さらに読みたいもの

記事更新日:2026.10.08。公式の案内と、個人の体験・解説を区別して参照しています。料金・機能・集まりの参加条件は、リンク先の最新情報もご確認ください。

  1. 通読のおすすめ日本聖書協会

    個人の通読表、年間日課表、グループで読むための資料を探せます。

  2. 聖書を読む習慣を身につけるための実践ガイド宮田祐亮/note

    牧師が、続かないときに見直せる習慣と読み方を紹介。

  3. 効果絶大!聖書通読の工夫オススメ10選の紹介Holly/個人ブログ

    通読表や人に目標を伝える工夫など、筆者が試した方法を紹介。

  4. 聖書通読プロジェクト #0ローゼン/note

    教会との距離が変わったあと、聖書を読み直そうとする筆者の記録。

  5. 日本語の聖書解説動画・資料BibleProject

    各書の構造やテーマ、文学形式を学べる日本語の動画・資料。

  6. 聖書通読のコツは?いのちのことば社/YouTube

    音声と週一回のオンライン参加を組み合わせて通読した人の実践例。

  7. ともに聴く聖書 PRS BibleG&M財団/App Store

    音声で聴く方法や、通読の進み具合を記録する機能を紹介。